もこもこ倶楽部

もこもこ倶楽部とは

 

 子どもたちは どの子も「伸びる力」を持っています。

 それは障がいがあるなしにかかわらずです。

 もこもこ倶楽部では、生活するうえで大切な「食べること」「排泄すること」を中心に、場面ごとに流れを作り、毎回繰り返します。

 子どもたちは、何をやっているかが分かり始めると自分から動き出します。

 それが基本となり子どもたちは成長していくのです。

 私たちはそれを大事にしています。


イラスト:児童発達支援もこもこ倶楽部のイメージ

スタッフが子供とつき合います (※つき合うとは・・・一人ひとりの気持ちに合わせて動くこと)

 トイレ誘導、手洗い場面などで、特に未就園児(親子通所)はお母さんから離されることで改めて母親を意識

し始め、はっきりと求めるようになります。同時にスタッフが何をしようとしているかがだんだんと分かってきて、

安心できる人へと受け入れていきます。さらに他のお母さんや子どもたちへと広がっていきます。


 お母さんではないからこそ スタッフは気長に根気よく誘うことができ、一人ひとりの特長が 子どもとつき

合うことで理解できるととらえています。

毎回流れを繰り返しています

 子どもたちは初めての場面に先ず不安になります。不安の中で子どもたちは、何が起きたか知ろうとする

ようです。毎回繰り返すことで少しずつ不安が消えて、分かる部分から動き始めるのです。


 例えば、スタッフがトイレに初めて連れて行こうとズボンを脱がせ始めると大泣きし、お母さんにしがみつきます。抱っこしてゆっくりとトイレに座らせようとすると、身体を固くしながらも周囲を見ようとします。抱きしめながら、ゆっくりと「おしまい」にして、水を流してトイレから出ます。


 子どもたちにとってトイレでおしっこが出来るようになるまでの繰り返しは、やろうとする気持ちになりやすい場面だと思います。生活の中で必要な事が、しっかりと身につくようにしています。


物の扱いを正しく覚えるようにしています

 もこもこ倶楽部では、ひも通しやパズルの時間を設けています。一つの作業を正しく覚えるところから、完成させ、片づけるまでを毎回経験していきます。

 子どもたちは、分かってくると一人で集中してやるようになります。さらに、「早く完成させたい」「もっと難しいものをやりたい」「たくさんやりたい」等々意欲的になってきます。

 これが自信になり、好きな遊びへと広がり、集中して遊びを楽しむようになっていきます。

 もこもこ倶楽部では、一人ひとりが自分なりに「やった」という手応えを持って過ごせるように心掛けています。

「今日も楽しかった!」と一日を終えること、

         それが穏やかな家庭生活へとつながります

プログラム

未就園児クラス
親子通所(0~3才)

10:00~13:00
始まりのあいさつ

トイレ誘導①

手洗い場面①

おやつ場面

設定場面(作業など)

トイレ場面②

集団遊び

トイレ場面③

手洗い場面

昼食

トイレ場面④

絵本の読み聞かせ・手遊び

終わりのあいさつ

イラスト:プログラムの例のイメージ
就園児クラス
単独通所(年少~年長)

14:00(降園後)~17:00
好きな遊び

プリントワーク

手洗い

おやつ

手作業(ひも通し・パズル)

トイレ

好きな遊び

集団遊び

絵本の読み聞かせ

終わりのあいさつ